ゲームの歴史.6 「1989年~任天堂の一強の時代、高騰するソフト価格、ソニーとスーパーファミコンの関係性まで」

ゲームハードの歴史

コンピューターゲームの歴史

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ゲームの歴史.5「1984年~セガが任天堂よりもシェアを取るまで」
コンピューターゲームの歴史 前回 1984年 ゲームポケコン エポック社が1985年に発売した携帯型ゲーム機。定価12000円。 世界初のカセット交換式の携帯ゲーム機。 本体は非常に大...

1989年 ゲームボーイ

ゲーム&ウオッチの次世代機として開発された1989年4月21日に発売された携帯型ゲーム機。

価格は12,500円。

横井軍平が開発(のちにワンダースワンを手掛ける)

 

テレビを親に占有されていて仕方なくゲームボーイで遊んでいた子供も多いだろう・・・。

 

通信ケーブルにより他のゲームボーイと接続することができる。

これにより据え置きでは遊べないような新しいゲームが生まれた。

その中でも「ポケットモンスター」は大ヒットしたゲームとして有名。

 

子供が遊ぶハードとして設計された為、非常に高い強度を誇る。

テストとして任天堂は湾岸戦争の際にアメリカ軍兵士に

暇潰し用としてゲームボーイを提供した。

その後、空爆で倒壊した兵舎から発見されたゲームボーイは、

外装がひどく焼けており動作しないかと思われていたが

内部には問題はなく正常に動作したという。

 

補足

小型化し液晶を視認性を向上させたゲームボーイポケット。

バックライトにより暗い場所でもプレイできるゲームボーイライト

などの本体バリエーションが発売された。

ゲーム機の中では世界で最もカラーバリエーションが多い。

 

ゲームボーイカラー

モノクロ画面だったゲームボーイにカラー液晶を搭載。

カラー専用のソフトも登場した。

モノクロ用ゲームを疑似的にカラーにする機能も搭載。

ポケットカメラ

ゲームボーイで写真が撮れる周辺機器。

取り込んだ写真でゲームを遊ぶこともできた。

専用プリンタで画像を出力することもできる。

 

スーパーゲームボーイ

ゲームボーイがテレビで遊べるようになるスーパーファミコン用周辺機器。

白黒をカラーにする機能付き。

ゲームボーイを大きな画面で遊べるのはとても魅力的だったんです。

豆知識

ゲームボーイは販売当初こそ売れたが、その後頭打ちとなり撤退寸前だった。

そんな状況の中生まれたのが「ポケットモンスター」である。

ポケモンの生まれた1996年に発売されたGBソフトは38タイトル。

GBAが発表されるまでの年で最もソフト数が少ない年であった。

ポケモンはゲームボーイにとって、まさに救世主である。

2000年には175タイトルが発売され最盛期を迎えた。

 

 

後続タイトル

GBを復活させるほどの人気を誇ったポケットモンスター。

ヒットを受けて、類似作品が多く発売された。多くの類似作品はヒットすることはなく

シリーズ化されなかったが、現在でもシリーズが続く2タイトルが存在する。

 

ドラゴンクエストモンスターズシリーズ

人気RPGドラゴンクエストの外伝作品。

DQ歴代モンスターを仲間にでき、シリーズのラスボスも仲間にすることができた。

モンスターを集めるだけでなく配合新たなモンスターを作り出せるシステムを取り入れた。

2012年5月31日に第一作目のリメイク作品が3DSで発売

 

メダロットシリーズ

ポケモンや他の類似作品がモンスターを集める中、

ロボットのパーツを集めて自分好みに改造するというシステムで売り出した。

漫画やアニメなどを展開し人気を得たが、4以降の売上は残念なものであった。

結果5を後に9年間シリーズの新作が出なかったが、2010年NDSで復活した。

そしてシリーズ最新作「7」がニンテンドー3DSで2012年9月13日発売予定。

 

代表的なソフト

 

スーパーロボット大戦

人気シリーズ第一作目はゲームボーイで発売。

人気ロボットアニメ作品キャラ大集合。

 

星のカービィ

これまた人気シリーズの第一作目。誰でも遊べるゲームバランスで人気。

初代カービィにはコピー能力がなかった。

 

魔界塔士SaGa

ゲームボーイ初のRPG

スクエア初のミリオン作品。

”くせ””の強い作品だが多くの熱狂的なファンを生んだ。

聖剣伝説

ファミコンで開発中止となったあのタイトルが復活。

ファイナルファンタジーの外伝として発売された。4のことは忘れよう。

 

スターオーシャンブルースフィア

スターオーシャン2のその後を描いたゲーム。

GBA発売後に発売されたにも関わらず白黒のゲームボーイ

から全てのゲームボーイに対応している。開発はトライエース

カエルの為に鐘は鳴る

横スクロールのRPG。GBの名作として有名である

「システム、シナリオ、ゲームバランス」がゲームボーイ作品の中でも秀逸。

おまけ

カセット自体に拡張機能を備えたソフトも発売された。

コロコロカービィでは傾きセンサーをポケモンピンボールでは振動機能を使用できる。

周辺機器としてパワーアンテナというものを付属したゲームもあった。

ただし通信時に光るだけらしい。

 

後に、ゲームキューブとGBAをつないで遊べる新たなシステム用のゲームとしてコロコロカービィが復活する予定だったが開発中止になってしまった。

 

1989年 Atari Lynx

ATARIコープ社(ATARIパソコン部門)が1989年に発売した携帯型ゲーム機。

4,096色カラー液晶、スプライトの拡大縮小回転機能、通信ケーブルを用いた8人同時参加プレーなど、当時の携帯ゲーム機としては驚異的な性能であった。

上下対称のデザイン本体デザインが特徴的。

右手でも左手でも遊ぶことができる。

携帯機とは思えない大型な本体である。

後に小型化したリンクス2が発売された。

性能は高かったもののファミコンのサード

を取り込み全世界で大ヒットしたゲームボーイ、

マスターシステムソフトの移植で欧米でヒットしたゲームギアなどのライバルの影響で

世界累計200万台しか売れなかった。

後にATARIが据え置き機「ジャガー」に資金を全て注力するため撤退した

 

1990年 スーパーファミコン

1990年11月21日、満を持して登場したファミリーコンピュータの次世代機。

16ビットCPU で32768色の表示が可能で回転・拡大・縮小表示機能を搭載。

さらにソニー製(SCEを立ち上げた久夛良木健設計)PCM音源を採用した。

 

ロンチに「スーパーマリオワールド」を発売。ファミコンの

サードーパーティもそのまま参入し、既に発売されていた

PCエンジン、メガドライブを超える規模のシェアを獲得。

日本では1717万台、全世界累計では4910万台を出荷した。

 

スーパーマリオワールドといった大型タイトルの他に

「F-ZERO」、「パイロットウイングス」といった拡縮機能を使った

ファミコンでは体験できない疑似3Dソフトがロンチソフトとして

発売されたことも立ち上げ成功の大きな要因ともいえる。(DSP-1拡張チップ使用)

補足

ソフトの大容量化によるROMカセット価格の高騰に加え、任天堂の非常に高い

ロイヤリティによりソフト価格は9000~12000円が当たり前という状況になった。

この価格の高騰はCD採用により大容量で低価格なソフトを供給できるPSやSSなどの次世代機普及を手助けする要因になったともいえる。

またロイヤリティもPSの方が圧倒的に安かった為サードパーティは任天堂から離れた。

 

ニンテンドー64発売後にスーパーファミコンにてニンテンドーパワーというサービスが開始された。

これはファミコンのディスクシステムに似ており専用ROMカセットをローソンに持っていくことで

ソフトウェアを安価に書き換えることができた。

ゲームボーイでも同様のサービスが行われた。

 

回転拡大縮小機能が使えるようになったため、やたらといろんなものが回転したり

大きくなったりするソフトが多い。特にタイトルが回転する演出は多かった。

もちろんソフトによってはゲーム性に回転拡縮機能を活かしているものをある。

 

スーパーFXチップ

『スターフォックス』や『ヨッシーアイランド』などに搭載された特殊なROM内蔵チップ。

高速な演算を行うための補助チップとして機能し、描画機能の強化を主に行う。

これを使用することでSFCでは難しいポリゴンの描画も行うことができる。

参考動画:BGとかスプライトとか色分けしてみた続・スーファミ編

BGとかスプライトとか色分けしてみた【続・スーファミ編】
BGとかスプライトとか色分けしてみた【続・スーファミ編】 スーファミのエミュレータを改造してBGとかスプライトとか色分けしてみました。開発者のいろんなア...

 

ソニー&任天堂「プレイステーション」

各ハードがCD用の周辺機器を開発する中、任天堂も「ソニー」と共同で

スーパーファミコン用CD-ROMアダプタを開発していた。

その開発コードネームは「プレイステーション」

しかしその後ソニーとの契約を破棄して

フィリップスと契約を結ぶこととなった。

この結果CD-i版マリオ、ゼルダや、

最大のライバルとなるプレイステーションが誕生する。

 

スーパーファミコンCD-ROM今となっては貴重な宮本茂インタビュー。

スーパーファミコン サテラビュー

サテラビューは1995年に発売された周辺機器であり、

BSアナログ放送にて実施されたスーパーファミコン向け

衛星データ放送サービスである。

「宇宙から新しいゲームが降りそそぐ。」

というキャッチコピーの元、新作ゲームの配信や発売済みソフトに

音声などを加えたBSオリジナル版の配信などを行っていた。

タモリや内田有紀など芸能人がパーソナリティを務める番組も放送され、

番組専用のゲームも同時に配信された。

 

スーパーマリオカート

382万本を出荷した売上NO1ソフト。

レースゲームにアイテム要素を加えることで

誰でも遊べるゲーム内容になっていた。

 

ストリートファイター2

ACで大ヒットしSFCへ移植された格闘ゲーム。

格ゲーの基礎を築いた。全世界累計で630万本を

売り上げ、対戦格闘ゲームブームを巻き起こす。

 

サウンドノベルというジャンルを確立し、

その後のADVゲームに大きな影響を与えた名作。

チュンソフト初の自社ブランド作品でもある。

 

スーパードンキーコング

プリレンダCGをスプライトとして描画することで美麗なグラフィックを表示。

また点滅させ色を切り替えることでSFC以上の色を表示させていた。

 

クロノトリガー

「FFの坂口博信」「DQの堀井雄二」「イラスト鳥山明」

豪華スタッフによるドリームプロジェクト。

203万本を売り上げて発売前の期待に応えた作品となった

 

テイルズオブファンタジア

RPGでありながら格闘ゲームのようなアクション性を

持つ戦闘システムから人気を得たゲーム。

48MbitのROMを搭載し、今では当たり前となった

OPムービーとボーカル付き曲の再生をSFCで行っている

 

 

 

 

まだまだ続きます…

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