「クソゲー」がなぜ生まれるのか?

ゲーム制作の豆知識

「クソゲー」がなぜ生まれるのか?

そもそも「クソゲー」とは?

クソゲーといっても人それぞれで違うと思います。

 

  • 値段の割にボリュームがない
  • ロードが長い
  • 処理落ちが酷い
  • バグが多い
  • 退屈な時間が多い
  • イライラする
  • 思っていたのと違う

など、まぁ人それぞれ文句があるときに使ってることでしょう。

なので定義などないでしょう。要はダメなゲームって話だと思います。

 

お金を払って遊んでるユーザーである以上

クソゲーという言葉は好きに使っていいと思います。

 

でも開発者は傷つきます。

「傷つく前に何とかしろよ!」
「作っている途中にクソゲーって気づかないの?」

そんな言葉が飛び交います。

 

ええ、開発者の8割、いや9割は気付いているでしょう

分かってるんですよ。

でも、みんなサラリーマンなので分かっていても、どうしうようもない時があるんです。

 

クソゲーができる要因

要因はいろいろあります。

制作期間が足りない

時間が限られている場合、どれかで優秀な人材が揃っていようがクオリティアップが困難になります。

短い期間では最初の段階からボリュームを削った要素リストが出来上がり、

各仕様も決められた期間で終わるようにコンパクトに収まっていく。

うまくいけば・・・こじんまりした名作ができるかもしれない

 

でも、そんなことになるわけはなく、

シリーズものならば求められているボリュームがあるので、それに向かって突き進むわけです。

 

しかも、大体このパターンの時は会社命令(経営上の都合)で○○年に出せって言われてます。

なのである程度売らなきゃいけないわけです。

 

売らなきゃいけないのにボリュームがない。

売り逃げみたいなことになるでしょう。

案の定ユーザーに叩かれます。

でも、会社は一時的に生き延びることが出来ます。

予算がない

「今までのシリーズこの予算でやってたから、この程度でいけるよね?」

「新規タイトルにそんなにお金は掛けられない!」

という経営層。

でも

新ハード、新システム、多言語対応とハードルは盛沢山。

時代に合わせてやらなければいけないことは増えていく。

 

お金が掛けられないけどコアメンバーは押さえたい。

コアメンバーは揃えたけど、下につくスタッフが足りない。

安い外注に回そう(管理ができない)

要素を削ろう(ボリュームが犠牲に)

人材が足りない

想定ボリュームに合わせた期間も予算もある。

だけれども、人材が足りない。

ここでいう人材とは、ゲームの肝を作り出せる優秀なコアスタッフのこと。

このゲームのノウハウを理解している人。

 

それが不在なので、みんな手探りで何となく作っていく。

ここで誰がが覚醒してコアスタッフに転生できればよいのだけど、

殆どの場合はそうはいかない。

あの人がいればなぁ、なんて思いながら作っていく。

企画書の段階で新しくない

例えばですが、

「○○が流行っているから○○のキャラで作ろう!」

というパターン。

殆どの場合、クソゲーになります。

何故なら、

元になってるネタが何で面白いのかを全く分析しないでパクろうとするからです。

でも、優秀なスタッフがいれば何とかなるかも…。

(新しさ、面白さは後付けできる)

ディレクターの指針が曖昧

ディレクターが

コンセプトを明確にしていなかったり、ちゃぶ台返しをしまくる。

下のスタッフはどんなものが良いのかお伺いを立てる。

気にくわない、これじゃだけだと、ふわっと文句だけ言う。

何をすればいいのか?どうすればOKなのか…と無限ループに陥る。

しかも、数か月後にはあの案の方がよかったなぁなど言い始める。

モチベーションは削られていく。

 

※ディレクターだけじゃなくて、
謎のエグゼクティブプロデューサーが余計なことをいう場合もある。

ワークフローがカオス

定期的なマイルストーンもなく、

作業優先度がおかしなまま突き進んでしまう。

 

そんな端っこの要素にどれだけ時間をかけるの?

もっと他のことを優先すればいいのに…

と内部でも不満がたまっていきます。

 

アクションゲームなのにムービーから作ってしまって

場面の差し替えの融通が利かないとか。あるある。

(映画を作っているのか?ゲームを作っているのか?)

外注がダメだった

・発注したものを納品してこない

・クオリティが低い

・バグだらけで納品する

大体低予算で作るためにお安い外注先を選んでくるときによく起きる。

結果的に社内でテコ入れして予算が増える。

 

でも、プロデューサーは目先のお金にしか興味がない。

で、どうすればいいの?

解決策があれば、クソゲーは生まれないわけですが

色んな要因が積み重なるので答えなどないです。

 

まぁでも以下は気を付ければできるはずです。

 

定期マイルストーンでチーム内レビューを必ず行うこと。

これを意外と嫌がることがある。みんなの作業が止まるから。

 

でも絶対的に時間をとってやるべき。

そしてやるからにはスタッフは全員思っていることをちゃんと書くこと。

そして上の人間は声を拾い上げる事。

 

気付いたことをその場でいうのはある程度、権限(やチーム内での評価)がないと難しい。

でもチームとして設けられた意見を言う場であれば言いやすいはず、

どれだけ同じ意見を持っている人が多いのかもわかるはず。

 

何も言わないは一番よくない。

あとでタイトルが終わった後に文句だけ言う人はNG。

生産性はまったくないし、ユーザーはクソゲーを掴まさせられるし何も残らない。

タイトルとURLをコピーしました