ゲームの歴史.5「1984年~セガが任天堂よりもシェアを取るまで」

ゲームハードの歴史

 

コンピューターゲームの歴史

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ゲームの歴史.3「1976年~ 初めての携帯用ゲーム機・ハードが徐々に普及するまで」
前回 コンピューターゲームの歴史 1976年  Mattel Auto Race Mattel Electronicsが発売した世界初の携帯型電子ゲーム機。 内容はLED画面を使用したレースゲーム。 ...

 

1984年 ゲームポケコン

エポック社が1985年に発売した携帯型ゲーム機。定価12000円。

世界初のカセット交換式の携帯ゲーム機。

本体は非常に大きく、携帯ゲーム機であるにも関わらず持ち運ぶには不便だった。

また供給されたソフトはすべてエポック製のものだけで、サードパーティソフトがなかった。

そのため遊べるソフトがかなり数が少ない。

ソフトがなければ売れるわけはなく…、売り上げは悲惨なものであった。

(任天堂くらい自社でいろいろ作れれば変わったんでしょうが。)

スーパーカセットビジョンと合わせての失敗はエポックにとってかなりの負担になり、
エポック最後のゲーム機となった。

 

1985年 ファミコンロボット

スマブラで知ってる人も多いファミリーコンピュータの周辺機器。

ファミコンと連動して動くロボットである。(どういうこと?)

開発者は横井軍平(ゲームボーイとワンダースワンの生みの親)。

価格9800円。

 

ロボットとゲームを遊ぶという新しい試みに見えるが、結局はロボットが代わりにボタンを押すだけ。

やたらと動きが遅く、とてもイライラする。

対応ソフトは2本だけであり、もちろん売れなかった。

ロボは様々な任天堂ソフトにゲスト出演している。

 

1986年 ファミコンディスクシステム

任天堂のファミリーコンピュータの周辺機器。1986年2月21日に発売された。

カセットの代わりに大容量の磁気ディスクをストレージとし、ソフトウェアを供給できるようにした

後にカセットが大容量になり不要なものとなる。

ディスクライターを店舗に設置し、ソフトウェアの書き換えができるサービスも存在した。

1タイトル500円と安価に書き換えることができたので、子供たちに人気だった模様。

サードパーティはこの安さのせいで生まれる利益の低さが原因で消極的だった。

ゼルダの伝説、メトロイドなど現在も続く人気シリーズが初めて発売されたのはディスクシステムである。

ゼルダは後にカセット版が発売された。

 

1986年 ツインファミコン

1986年にシャープ株式会社が発売したファミリーコンピュータ互換機。

通常のファミリーコンピュータとディスクシステムを一体化したハードであり、

ロムカセットとディスクカードの両方のゲームをプレイできる。

またRF出力しかなかった通常のファミコンとは違い
AV出力端子を備えており鮮明に画像を出力できたらしい。

 

1987年 PCエンジン

1987年10月30日にNECより発売された家庭用ゲーム機。

スーパーカセットビジョンでの開発のノウハウを活かして市場に投入。

当時の常識を覆すような全てのハードを凌駕する圧倒的な性能と

多くのヒット作を持っていた「ハドソン」とタッグを組みハードソフト

両面でサポートを経てファミコンに挑んだ。ACゲームの移植が多く発売され、

一時はファミコンに匹敵する人気を得た。584万台販売。

 

スペースハリアー」比較 PCエンジンの圧倒的性能がよくわかる。

 

PCエンジンの補足

PCエンジンには多くの種類が存在する。中には携帯ゲーム機も。

 

PCエンジンGT

1990年12月発売 。価格44,800円。

世界初となる据え置き型ゲーム機との

互換性がある携帯型ゲーム機。

(さすがSEGA、時代の先を行ってますね…。)

1988年 CD-ROM2(シーディーロムロム)

 

1988年12月4日に発売されたPCエンジン用周辺機器。

世界初となるCD-ROMを媒体として採用した家庭用ゲーム機の周辺機器となる。

ロード時間が大きくなるなど問題もあったが、

「大容量、低価格、量産時間の短縮」

といった利点がありその後に大きく影響を与えた。

 

当初は値段が高く周辺機器ということであまり普及しなかったが、

PCで発売されたアクションRPG「イース1・2」やアーケードで人気のSTGを移植。

「スーパーダイライアス」など大作が発売されキラータイトルとなった。

PCエンジンDuoという「SUPER CD-ROM2」とPCエンジンの一体型も発売された。

PCエンジン補足

CD-ROMが使用できるようになったため、大容量を活かしてアニメを使ったゲームが登場した。

またNECの表現規制が緩かったこともありCDを活かした音声が流れるギャルゲーも発売された。

何故かNECのグループ会社であるNECアベニューが積極的にアダルトゲームの移植をしていた為、

いつの間にかにPCエンジンはギャルゲーハードと呼ばれるようになってしまったという。

小島秀夫監督作品「スナッチャー」が大容量を活かして
アニメーション処理、声優による音声を追加した完全版として発売された。

 

PCエンジン ソフトウェア

ファイティングストリート

スト2は有名だが知名度の低い「ストリートファイター1」その唯一の家庭用移植版。

名前が違う理由は謎。後に「ストリートファイターIIダッシュ」も移植された。

 

R-TYPE

アーケードで大ヒットし、その後のSTGゲームに多大な影響を与えた名作。

AC版の稼働から1年足らずで家庭用に移植。

当時のACから家庭用への移植はタイトルが同じだけの別物といえるような状態だったにも関わらず、

ほぼ完全に移植されたR-TYPEはインパクトの強いものだった。

キラータイトルとしてPCエンジンの普及を手助けした。

 

1987年 マスターシステム

セガが発売した8ビットの家庭用ゲーム機。

元々はセガ・マークIIIの米国向け機種として発売されていたハードである。

セガマーク3をベースにFMサウンドユニット、

ラピッドファイア(連射装置)、3D-グラスアダプタを搭載。

 

日本での普及はいまひとつだったものの、欧米市場では成功した。

この成功から後継機であるメガドライブにうまく繋げることができた。

海外でのみマスターシステム版ソニックが発売された。
グラフィックはかなり簡略化されているがかなり頑張っている。

 

1988年 メガドライブ(MEGA DRIVE)

セガが1988年10月29日に日本で発売した16ビットの家庭用ゲーム機。

マスターシステムの後継機である。

専用アダプターを付けることで互換機能を持つことができる。

日本国内では358万台を販売。海外では2000万台を売り上げ

コンシューマ市場で55%のシェアを獲得した。

(今では考えられないですが、海外では一時期任天堂ではなくセガがNO1だったのです。)

 

キラータイトルとして大ヒットしたのが「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」

メガドライブの高速な描画処理能力を生かして高速スクロールするゲームデザインが特徴的。

 

 

ソニックは米国の子供人気調査にてハリウッドスター・スーパースター
に続き第3位を獲得。架空のキャラクターの中では一番の人気であった。
2008年に英国新聞会社大手「デイリー・テレグラフ」による、
最も好きなゲームキャラクターの調査でも堂々の第一位を獲得しており
現在でも人気の高いキャラクターである。

実写映画もゲーム映画史上NO1を売り上げ(名探偵ピカチュウを超える)

ほどなので海外でのソニック人気は本当にすごいですね。

メガドライブの補足

メガドラでは人気STGの新作、スーパーファンタジーゾーンが発売された。

グラフィックはアーケード版ファンタジーゾーンと比べても美麗になった

アフターバーナーなどマーク3では移植度が低かったタイトルも

グラフィックの劣化はありながらもゲーム性を維持したまま移植が可能だった。

 

バーチャレーシング

セガのAM2研によって開発されたアーケードゲーム。

ポリゴンを使用した3Dレースゲームでデザイナーは鈴木裕。

カセット内にセガバーチャプロセッサと呼ばれる

ポリゴン描写用のカスタムチップを搭載して3Dゲームを出すという荒業。

復刻ハードブームの流れに乗じて、
メガドライブミニW」という商品が発売されています。

 

 

1991年 メガCD

メガドライブ用の周辺機器。1991年12月12日に発売、価格は49,800円。

メガドライブに接続することによりCD-ROMソフトで遊ぶことができる。

専用のCPUを搭載することで、画像の回転・拡大・縮小がハードウェア側で処理できるようになった。

 

メガCDの代表的ゲーム「シルフィード」

ゲーム自体は2DSTGだが、ポリゴンをゲーム性として

ではなく演出として使用しているゲームである。

 

★メガCDに更なる周辺機器を付けることでカラオケを遊ぶこともできた。

 

1994年 スーパー32X

 

メガドライブ用の周辺機器であり最後の生命維持装置。

16ビットマシンであるメガドライブを32ビットマシンへとパワーアップできる。

メガCDと32Xがないと動かないソフトもあり、

様々な周辺機器を付けた異様な姿メガドライブは「メガドラタワー」と呼ばれた。

日本ではセガサターンの開発が進んでおり、マーケティングの混乱を招いた。

日本では売れなかったものの・・・米国では売れてしまったため

32Xの評判の悪さからセガサターンが敗北してしまう要因となってしまった。

Sega Neptuneというメガドラと32Xの
一体型機も開発されていたが発売されることはなかったという。
(某ネプテューヌの名前はここからきている)

 

日本では32Xの発売日である1994年12月3日に、あのプレイステーションが発売された。

なので売れるわけがなかったのである。

スーパー32X ソフトウェア

スーパー32Xタイトルは全34本。

その中にはメガCDとの組み合わせでしか動作しない6本も含まれる。

 

スペースハリアーやアフターバーナーもついに完全移植できるようになったが、

セガサターン版が後に発売され完全に意味のないものになってしまった。

 

バーチャファイター

元祖3D格闘ゲームとして有名なバーチャファイター。

32X向けにも発売された。なんとセガサターン版から一年後の発売である。

さらにバーチャファイター2が発売された後であり、32X版から2か月後には

サターン版の2が発売されるタイミングであった。今更1が売れるわけがない。

 

 

おまけ ゲームハード戦争

この頃にはいわゆる「ゲハ戦争」が行われていた模様。

ゲームハードの良しあしで語るタイプの人はあまり理解できないなぁ。

ゲーム好きなら全ハード買えばいいわけです。

 

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