ゲーム専門学校に実際に入っての体験談 パート2

ゲーム業界への就活
ゲーム専門学校に入っていた頃のお話を綴ったものです。
前回の記事はこちら
ゲーム専門学校に実際に入っての体験談 パート1
ゲームクリエイターになりたいと思った場合におのずと選択肢に入ってくるゲーム専門学校 筆者自身もゲーム系専門学校出身なので、 メリット/デメリット、実際どうだったのかについて語っていきます。 (とはいえ5年以上前のことで今の...

 

専門学校に入ってからの流れ

1年目

企画であろうといきなり企画の勉強から始まるわけではなく、

C言語にてプログラミングの基礎を学ぶ授業がほとんどでした。

 

コマンドプロンプト上で文字を表示する方法、キー入力を受け取る方法、文字列ベースでのキャラクターを動かす方法、さらに最後には一つのゲームを作ることを目標にしていたと思います。

(さすがに今はコマンドプロンプトではやってないかもですが)

CUI(character user interface、簡単に言えば上記の画像のように文字列を出力/入力する)

ベースなので、基礎の知識をつけるためにはとても良かったかなとは思います。

 

制約のあるなかでどんなゲームを作るのかは結構頭を使ってトレーニングになります。

あんまり覚えてないですが、コマンドプロンプト上で

マリオもどきのようなスクロールして動くものを作成した記憶がありますね。

 

1年に1回その学年でできた作品を発表する機会もあり、

プレゼンの練習もできるし、ほかの専攻の人が

どういったレベルなのかも知ることが出来てよいイベントでしたね。

(コマンドプロンプト上でWizみたいなのを作ってる人もいればシューティングを作っている人、パズルを作っている人など様々いて刺激的かつレベルの差を感じて悲しい気持ちにもなったりしました。)

 

プログラム以外の授業は資格取得の勉強がありました。

正直今になって思えば就活時にちょろっと書いたくらいで、

以降の人生ではみじんも役に立ってないわけですが。

とはいえゲーム業界に入れない可能性もあるので

他の職業に就くために資格は取っておいたほうがいいです。

2年目

内容が少しバージョンアップして、DirectXを用いたゲーム作成の授業になります。
(簡単に説明すれば、文字列ベースではなく好きな画像をウィンドウ上に出したり、
3Dのゲームが作れるようになるわけです。一気にそれっぽいゲームが作れるようになります。)
DirectXを用いることが出来るようになって1年目に比べて格段にやれることの幅が上がります。
ただ実際はゲーム作りよりもC++の勉強がベースになっていて、
クラスの概念・使い方を学ぶことが主になっていましたね。(企画の勉強は2年目でもなし)

 

さらに当時最新だったDSでのゲーム開発の授業(実際のゲーム開発機を用いた授業)が増え

実際に発売されているハードの開発機を見れたり、

それを使って自分のゲームが動くという所は結構モチベーションが上がりました。

 

ゲーム機特有の制約(2Dスプライトの描画数)などを考えながらゲームを作るのですが

丁寧に説明があり、そこまで苦戦しなかった記憶があります。

共有機材なのでじっくりと作れる時間は少なかったですが、

授業外の時間でも申請すれば空いている時間に触らせてくれたので良い環境だったのではないでしょうか。

 

授業の内容自体は「シューティングゲームを作ろう」というものでした。

普通のSTGを作ってもつまらないので弾幕シューティングゲームを作った思い出がありますね。

256しかスプライトが出せないなかで上下画面がきちんと連動して動くものを作りたくて苦労した思い出。

(上画面にBOSS、下に自機みたいなものを作りましたが2つの画面を見ながら

弾幕STGは新しいようでプレイする側はシンドイだけだったなと…。)

 

大体2年目あたりから授業で言われていることをやっているだけの人と

より面白いものを作りたくて工夫を加えている人との差が広まっていきました。

(このあたりからの差がゲーム業界に就職できる人とそうでない人の差として現れるようになります。)


 

2年目の終わりくらいにだったか、急に呼び出しを食らって

学校でゲーム大賞に出したいからゲームを作れと言われた思い出があります。

DSで弾幕STGを作るなど余計なことをしていたせいで謎の選抜メンバーに選ばれてしまったわけです。

 

これが専門学校がやたらゲーム大賞を取りまくってるカラクリですね。

一部人間を集めてゲーム大賞のためにコストを払って作品を作らせるわけです。

選抜メンバーには専用のフロアが与えられて、授業とは別に残ってゲームを作れる上に

担当の先生もついてフォローもしてくれる。

学生から見れば選ばれるということはかなりお得なチャンスなので、絶対やったほうがいいです。

(そして学校的にはこいつらがゲーム大賞に入れば宣伝になる!という流れwinwinの関係)

 

実は授業が終わったら帰って遊びたくて渋々やっていたのですが、

この経験が就活にとても役に立ちましたです。

2年目までに頑張ればこういった特別な環境を与えてもらえることもあるので頑張りましょう

(メンバーに選ばれなかったとしても自主的にチームを作って作品を作ることもお勧めしたいです。

何かをチームとしてやったことは必ず役立ちます)

3年目

ついに企画とプログラマを目指す人でクラスが分かれて、企画職にまつわる勉強ができるようになりました。

 

企画の授業として

・企画書の書き方

・レベルデザイン

の授業が増えます。

 

企画書の書き方は、

テンプレートがあってそれにそって書こうという中身のないやつでした(学校のテンプレだと思われる)が、

先生が気を使ってそうではない独自の授業もしてくれてました。

そもそもコンセプトとは何なのか、セールスポイントは何なのか、ターゲットをどう据え置くかなど…。

とても参考になりましたが、先生次第でだいぶこのあたりの授業で得られる知識は変わってきます。

 

レベルデザインの授業は

用意されたツールを使って3Dステージを作ってみよう

というものでしたが、各々自由に作ってプレゼンして

誰のが良かったのか言い合うだけだったので実際のゲーム開発現場に入って役には立ちませんでした。

(そもそもプログラマの先生が担当していた時点で教えられる先生がいなかった感がありました)

とはいえ授業そのものは「何かを作って他の人に遊んでもらえた」ので楽しかったです。

(クリエイターとして作ったものに対して誰かから評価をもらうのは重要です)

 

※企画書の書き方やレベルデザインの話は別途記事にでもしようかと思います。
※書きました

 

3年の後半に入ると就活の話やインターンの話が出てきます。

インターンにどこに行きたいとかは選べなかったですね。今は亡きソシャゲ会社に行きました。

当時は就活の協定がだいぶ緩かったので、この時期から内定をもらってる人もいて闇を感じました。

4年目

4年目に入って前半の時間は就活に使ったのであまり覚えておりません…

ゲーム系に絞ってかなりの数の企業の説明会に参加しました。

(就活名義なら授業をサボってもOKだったというのも大きいですが(笑))

 

実際問題、もはや4年目にも入ると授業は殆ど意味がなくなってきます

学校に入った目的はゲーム会社に就職することなのでそれに全力を尽くしたほうが良いわけです。

 

3年目までに多くの作品を作り、周りの同じ目標に向かっているメンバーでチームでの作成経験を積むこと。

これが専門学校に入ってやるべきことです。

これが4年目に入っても満足に出来ていないのであればゲーム業界への就職の道は難しいでしょう。

 

就活が終わった後は、卒業制作というやる気が絶妙に出にくいものをやり遂げて専門学校生活は終わりました。

専門学校に入って良かった点

・ゲーム業界歴のある人が授業を教えてくれる

・開発の環境が整っている

・同じ目的を持っている仲間が集まっている

・毎日通うことでサボり癖があっても学べる

・先輩のノウハウや業界へのコネクション

悪かった点

・モチベーションの低い学生が半数(影響されないようにしましょう)

・一部その分野のプロではない人が授業をすることがある

・必要のない授業でも出席日数に拘ってくるので参加するしかない

・授業内容に対してコスパは悪い

 

こんな人にはおすすめ

・ゲーム業界に入りたいという目的意識・熱意を持っている人

・独学では学び方がわからない人

・周りには流されにくい人

ゲーム専門学校は悪くないよ

もちろん不満がなかったわけではないのですが、

ゲーム専門学校に入って、

実際ゲームを作る職場に入れているわけで専門学校はそんなに悪くはないのです。

就職できるかどうかはその人次第です。

専門学校に入ってもその環境を活かせないのであれば、それは就職できないでしょう。

やる気がない人たちが専門学校に入って高い学費を払って遊んでます。

そんな環境の中でも、

どれだけ頑張れるか、熱意を持てるか、ゲームが好きでいられるかが大切なんです。

熱意があるなら大学に行くよりも専門学校に行ったほうがゲームにまつわる専門的なことが学べるはずです

その覚悟を持てるかは、あなた次第です。

 

ちなみに昔の話なのでゲームエンジンとか全く授業には登場しませんでしたが、

今は授業に取り入れている学校も多いでしょう。

時代の流れに合わせて学校側もカリキュラムは変えてきてますし、それを学ぶこと。

最新の情報はアンテナを張って追っていきましょう。

あくまでも学校は教えてくれるだけなので、自分で考えて作ることが大切です。

 

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